夏美「いや、泣いてないよなんで?」

爽「顔に涙のあとがあるから」

夏美「嘘、マジ?」

勇気「うん、マジ」

夏美「はぁー」

風馬「夏美、ため息つくと幸せ逃げるぞ!」

夏美「そんなことねーし」

爽「男言葉で喋ってるの誰かなー?」

夏美「はぁ?」

風馬「はぁ?じゃねーし」

佳音「夏美ちゃーんちょっときてくれるぅ?」

夏美「何? 今日はもう帰んないとなんだけど?」

佳音「そぉーなのぉー?じゃぁ明日でいいやぁー」

夏美「(語尾伸ばすなっつーの。ってかなんかポケットから光ってるものが見えるような)」

佳音「ごめんねぇー呼び止めちゃってぇー」

夏美「こっちこそごめんね」

仁「じゃぁ送ってってやるよ」

風馬「佳音は?」

佳音「私もかえろっかなぁー」

夏美「仁よろしく」

仁「あっ、あぁ」

夏美「あっ!そうだ パサッ 私学校では地味子してるよ」

佳音「えっ!?そーだったの?気づかなかった」

夏美「まぁーわかんないよね」

佳音「けど、その方が顔可愛いのに…」

夏美「えっ?なんか言った?」

佳音「あっ、鈍感なのか」

爽「そうだ、夏美は鈍感だ」

夏美「だから、何の話してるの?」

爽「なんでもない、帰らないと行けねぇーんだろ?」

夏美「あっ、うん」

仁「行くぞ」

風馬「佳音も送ってやるよ、これからは放課後この倉庫に来るんだぞ」

佳音「わかったー」