ブーブー ブーブー

夏美「あ、携帯鳴ってる、とりあえず非常階段でいいか」

誰だろー?

キー バタンッ

夏美「もしもし」

仁「もしもし」

夏美「あっ、仁か!」

仁「逆に誰なんだよ!」

夏美「名前見ないで出たから...」

仁「はぁー、その癖治せって言ってるだろ?」

夏美「はーい、で、どうしたの?」

仁「いつ退院できそう?」

夏美「まだ、わかんないかな。けど、もう立ち歩いていいんだって」

仁「そうなんだ」

夏美「もうちょっとかな」

仁「わかった、退院する日言って、迎えに行くから」

夏美「うん、ねぇねぇ仁?」

仁「どうした?」

夏美「あのさ、私昴と同棲することにしたから」

仁「え、えーーーー!?」

うっさっ

夏美「うるさい」

仁「ごめんって、それほんと!?」

夏美「うん、ほんとだけど?」

仁「はぁー」

夏美「なんでため息つくの?」

仁「いや、なんでもない、夏美は幸せになれよ」

プープープー

なんだったんだろ?

いつもより仁がおかしかった

夏美「まぁ、いっか外行こ」

ドンッ

夏美「え!?」

栞「あんたなんかいなければよかったのよ」

まって、頭打つ

まさか、階段の上から突き落とされた!?

しくじった、通話に、集中しすぎてた

ゴンッ

フワッ

デジャブだぁ!!

スー(夢の中へ落ちていった)

栞「えっ?」

栞「し、ん、だ?」

栞「い、いやぁーーーー!!」

昴「どうした!?」

昴「えっ」