「・・・え、はあ!?」
真秀が変顔をする。
本人にその気はないだろうが、馬鹿丸出しだ。
「だ、だだだだって!このままじゃ律、いつか死んじゃうもん!避難場所が圧倒的に足りないの!」
難しいって分かってるけど!と早口でまくしたてる美鶴の様子からは、必死さが伝わってくる。
「えーっと、ちなみに、そのもう一人の避難場所さんは、今どこに?」
司が若干ひきつりながら聞く。
動揺が隠しきれてないぞ。
「イギリスにいるよ。」
「わお・・・」
流星が乾いた声をあげる。
「律は、大丈夫なのか?その、かなり・・・」
辛いんじゃないのか?
ちらりと茜を見る。
アイツ、知らずのうちに律に恐ろしいことを強いたんじゃないか。
今更ながら、ほんとうに生徒会にいれて大丈夫なのか?
いや、俺たちは別に構わないのだが、というよりむしろ有能の人材が増えることに関しては歓迎なのだが。
「さあ・・・?」
「さあってなんだよ!はっきりしろよ!」
曖昧な態度の美鶴にイラつく真秀。
コイツはすぐにイラつくからな。
しかもそれを隠そうとしないからな。
そういうところが馬鹿だと言っているのだが。
「私も分からないんだもん。律、本当に限界ギリギリまで我慢しちゃうから。しかも、隠すの上手いし・・・」
「あー・・・なんか、想像できるかも。」
遠い目をして司が呟いた。
・・・まあ、それには同感する。
アイツは、仮に何かあっても隠しそうだ。
特に、美鶴には。

