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“ガラガラ”
「・・あ!ホントに来た!
星野さんおはようございまーす!」
「おはようカエデちゃん。」
良い言い方をすれば“老舗”、
悪い言い方をすれば“オンボロ”。
朝から営業する街の定食屋さんとして、
常連客も多い“元気飯”の扉を開けると、
いつものようにバイトのカエデちゃんが朝からお腹いっぱいの笑顔で迎えてくれた。
「僕が来るって分かってたの?」
「テツさんが予言してましたよ~。
しかもまだ朝ご飯食べてないでしょ?
テツさんに言われて、焼き鮭定食用意してあるから食べていってくださいっ!」
恐らく梅田課長から昨夜の現場検証の情報を仕入れたのかな?
僕が取る行動をお見通しされていたようで、
そのままお店の一番奥のカウンター席、
左から2番目の“定位置”まで向かった。



