『!!?』
「お子様の死によって、あなたのメンタルが不安定になったのは事実だったはずです。
精神科医の真島先生の診断も正しかったでしょう。
ですが、彼の適切な治療と抗うつ薬によって、
その症状は順調に改善されていったんじゃないんですか?」
『・・・・・・・・・・・・。』
「真島先生の証言を聞いた時からずっと疑問に思っていました。
彼自身も疑問を呈していました。
どうして突然、
一人で外出するようになったのか?
“何もしたくない”、“動きたくない”、
“倦怠感・疲労感”の症状を訴えるうつ病患者とは真逆の行動です。」
『・・・・・・・・・・。』
「だから昨日再び真島メンタルクリニックに行って、先生にこう聞いてみました。
【既に快方していたのに、うつ病のフリを続けていた可能性は無いか?】
どうやらそんな事微塵も思っていなかったらしく、先生には大変驚かれましたが、
カウンセリング内容を見直してもらいましたよ。
あなたが深夜徘徊するようになった前後で、何か他に変化は起きていなかったか。」
『・・・・・・・・・・・。』
「確信は持てていません。
心の病は人それぞれですから。
ですが、あなたから語られる言葉、
トーン、口調。
心身医療のプロである真島先生も、
カルテを改めて見直してもらった結果、私が唱える仮説に一定の見解を示してくれました。」
『・・・・・・・・・・・。』



