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翌朝。
関本主任に“1日だけ待ってください”とお願いした日が過ぎた翌日。
「じゃあ、平山コウスケを連行してくる。」
「はい、よろしくお願いします。」
関本主任や仲間の皆を見送った後、
豊川さんと屋上へ上る。
“ガチャリ”
「・・・・・ほら、
私の言った通りでしょう?」
「・・・・・・はい・・・。」
「6割5分キープ、
おめでとうございます。」
僕達を待ち構えていたかのように、被害者の平山クミコさんが灰皿の前に立っていた。
『・・どういう事ですか・・。』
その表情は明らかに僕達への不快感を現わしていた。
でもそんな事もお構いなく、豊川さんが煙草を取り出しながら近づいていく。
「どうもこうもありません。
仲間の皆には、平山コウスケを本件の重要参考人として連行しに行ってもらいました。
ご安心ください。
自宅マンションを出たところで身柄を確保しますが、近隣住民に迷惑はかけません。」
『夫は犯人じゃないって言ったじゃないですか!?』
「・・死者のくせに出しゃばるなよ?
誰がお前の言う事なんて信じるかよ?」
朝っぱらから背筋がゾクッとする。
豊川さんが希に発する威圧感に、僕だけでなくクミコさんもたじろいだようだ・・。



