新 不倫



「・・・・ごめん・・・・。」


「謝らないでください・・。
私が望んだ事だから・・・。」


「・・“初めて”だったの・・?」


「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・。」


「・・・ずっと・・
努力してました・・。」


「何を・・・?」


「“同世代”の男の子を好きになろうって・・。

大学も・・自分なりに努力して行動して・・

自分の気持ちを偽ってたくさんの飲み会やコンパに参加して・・

歳が近い人を好きになろうって・・。」


「・・・・・・・・・・。」


「でもダメでした・・・。

初恋も・・二度目の恋も・・それを越える気持ちに出会える事はなくて・・

結局・・この気持ちが動くのはいつも・・

歳が離れた・・初恋の人と同じぐらいの歳の人で・・。」


「・・・・・・・・・・。」


「新人研修が終わって配属されて・・

そこで過ごす日々の中で気付いてしまった三度目の気持ちに・・

ごめんなさい・・・・私・・
ダメな事だって分かってたのに・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「・・スッ・・スッ・・
・・芸能人のニュースとか・・

スッ・・それに対する世間の反応とか・・

そういうの見てたら・・

これがどれだけ許されない事なのかって・・わがってだのに・・ウゥゥ・・スッ・・。」


「・・・・・違うよ・・・。」


「・・スッ・・スッ・・。」


「こういうのは全部・・
男が悪いんだから・・。

岸本さんはなんにも悪くないよ・・。」


「ダメでず・・わだじ・・やっど手が届いだっで思っだら・・今・・

ずごく欲が出てじまっで・・。」


「・・欲って・・・・?」


「・・スッ・・スッ・・・・。」


「・・・・?」



「名前で呼んでほしいです・・。」



「・・“ナオちゃん”でいいかな・・?」


「初恋の人は・・“ナオ”って・・。」


「・・・・・・・・ナオ・・。」


「「・・・・・・・・。」」