新 不倫



「・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・。」


結局中途半端に終わらせたままの電源を切って会社を出る間も、

何十年ぶりに入って、少し戸惑いながらタッチパネルで部屋を選ぶ間も、

エレベーターで我慢できなくなって再び引き寄せた間も、


部屋の中に入って再び鼻と鼻がぶつかる間も・・


先の見えない暗闇から抜け出したいかのように、無くなった安らぎを求めるかのように、


真っ白になった頭が、
感情を越えて体を支配した・・。



「・・・暗く・・・・
・・してください・・・。」


「・・・・・・・・・。」


「恥ずかしいです・・。」





“真っ白”が次第に明けていって、“罪悪感”が支配したのは全てが終わった後だった。



乱雑に脱ぎ捨てたシャツ、
久しぶりに付けたコンドーム、

強く絡み合ったお互いの指、
“痛い”と泣き叫ばれる声。


真っ白の中進んだ越線が終わった後、

ティッシュにくるもうとした時に気付いた、シーツに染みた鮮血を見た瞬間、


罪悪感と共に、
ようやく現実へと突き戻された。