“ガチャリ”
「お待たせして申し訳ございません。」
「平山ぁ・・・てめぇ俺らを待たせるとは良い度胸してるな!?」
「!?・・・あ・・
も、申し訳ございません・・。」
「いいから座れ。」
「・・・はい・・・。」
「安置所で会って以来だなぁ?
俺は星野だ。こっちは豊川刑事。」
「はい・・。
今日はどういったご用件で・・?」
「てめぇどういう事だゴラァ?
奥さんが殺された夜、
仕事から帰宅後はずっと家にいたって吹かしやがったなてめぇ!!」
「!?」
「まぁまぁ星野君。
そうピリピリしなさんな。
あ、平山さん。
改めまして豊川と申します。」
「・・・・・・・・・・。」
「こちらのお写真を見て頂けますか?
これは奥様が亡くなった日、
深夜0:30にご自宅近くのコンビニで撮影された防犯カメラ映像です。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ここに映っている人物は、
あなたで間違いありませんね?」
「・・・・・・・。」
「黙ってねぇでなんか言ってみろよてめぇ!?
何が“俺はずっと家にいた”だゴラァ!!」
「・・・・・思い出しました。確か・・水を買いに行ったんだと思います・・。」
「平山さん。それはどうでしょうか?
こうして矛盾を指摘された後に、
ご証言を修正されるというのは、
私達も疑問を呈してしまいます。」
「・・・・・・・・・・・。」
「てめぇは初めから俺達警察を欺こうとしてたんだよなぁ?
だから奥さんのうつ病の事も黙ってたんだろ!!?」
「!?」
「まぁまぁ星野君。そんな大きい声を出すと部屋の外まで聞こえるじゃないですか。
・・平山さん。
真島メンタルクリニックに行ってお話を伺ってきたと言えば、もうお分かりですね?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ウチの関本が、奥様が真夜中に所持品を持たず外出した事を気にしていましたよね?
それから同じくチャラチャラした小僧が、あなたのお顔の傷の事を気にしていましたよね?
・・・どうしてその際にうつ病の事を教えてくれなかったんですか?」
「・・・・妻の死とは・・
関係ないと思ったので・・。」
「“関係ない”だとてめぇ・・。
てめぇにとって“都合が悪い”から隠したんじゃねぇのか!?」
「・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・。」



