なんという凡ミス・・・・。
ただお茶を持ってきてくれた女の子に対して悪態をついてしまった・・。
ここで平謝りすると、
キャラクターが崩壊するので、
舌打ちだけして差し出された湯飲みを受け取ることにする・・。
「あ・・あの・・。」
「あぁ?」
「・・奥様の事件の事ですか・・?」
「あ?なんでてめぇにそんな事教えなきゃいけねぇんだよ。てかお前誰だよ?」
「・・・・・・・・・・。」
「まぁまぁ星野君。
そうピリピリしなさんな。
はい。私達は平山さんの奥様が殺害された事件の捜査担当者です。」
「・・・・・・・・。」
「あ、ところであなたは・・?
同じ広報部の方ですか?」
「・・・・・失礼します・・。」
お茶汲みさんが何も答えず出て行った・・。これは間違いなく・・・
「僕のせいですね・・。
申し訳ございません・・。」
「完全に怖がらせてしまいましたね。その調子です。」
「・・・豊川さん。ひょっとしてこの状況楽しんでます・・?」
「私達に残されている時間の事を考えると、楽しむ余裕はありませんが、
普段の君とのギャップにお茶を吹き出さないようにだけ気をつけます。」
・・・・絶対に楽しんでる気がする。
笑いを堪えながらお茶を飲む豊川さんを横目に、
眉間にシワを寄せて貧乏ゆすりを加速させておく。



