新 不倫



―――――― 


「テツさん・・マジ?」


「マジです。大変申し訳ございませんが1日だけ待ってください。」


「彼女の証言を信じるって事?」


「いえ、全く信用してません。」


「ありゃ・・じゃあどうして?」


「嘘なら嘘で、どうして嘘をついたのかだけ確認させてください。」


「関本主任。
僕も豊川さんと同意見です。

先ほども言いましたが、まだこの事件の全容には“何か”が足りない気がします・・!」



「・・・・・・・分かった。
その代わり、一日だけですよ?」


「もう1つお願いです。
平山氏への事情聴取を許可してください。」


「え!?」


「内偵捜査をしている相手にみすみす、

“警察はあなたを疑っている”と告げる事がどれほど危険な事なのか重々承知です。

ですが、彼の勤め先に乗り込んで、
直接情報収集させてください。」


「・・・・・・・・・・・。」


「「・・・・・・・・・・。」」


「・・・・テツさんがそこまで言うなら分かりました。

並行して、平山が逃亡を図らないよう何人か見張りをつけます。」


「皆に余計な手間を掛けさせる事になって申し訳ございません。」