私に恋する可能性




「おはよーみっちゃん」


「おはよー今日はちょっと遅めだね」


そうだねーいろいろあったよこの短時間で


もう直ぐ予鈴でしょ…ん?


「あれ?まだ予鈴まで時間あるじゃん」


「ん?そうだけど?」


あれれ?


でもさっき


「間部」





教室のドアのところに相変わらず目つきの悪い犬飼先生登場


「犬飼センセーじゃん!どしたのー?」

「犬飼センセー!」


一軍女子はビビらないタイプの先生


「間部、ちょっとこい」


え"


「なにしたのよひなた」

ええっ!

「なんもしてないはずだが…」


クラスメイトに見送られる中間部ひなた退場


何々?




「ちょっとこれ運べ」

「…え"」


廊下に出ると、先生がよく持ってるカゴの上に積まれたノートが出現


ひ、ひっ


「酷いわぁ犬飼先生っ!乙女に力仕事やらせるつもりなの!?」

「いいから運べ」

「はい」


なんかやらかしたわけではなさそうです、はい