私に恋する可能性




「あ、もうすぐ2時間目始まるよ」


あそっか…


ん?


「なんで蓮斗くんここにいたの?」


「え」


「怪我?」


「…いや」





「どうしたの?」


1時間目と2時間目の間に保健室に来るなんて


「…聞いたから」





「吉澤にひなたが保健室行ったこと聞いたから」




吉澤…ってみっちゃんの彼氏の吉澤くん?


え、なんでそこ繋がってるの?


「吉澤くんのこと知ってるの?」


「吉澤は中学から一緒」


中学から…?


え、それって


「じゃあみっちゃんとも?狭山水菜」


「あーうん、狭山も」


ええー!そうだったの!?


みっちゃんとは高校からの仲だけど
まさかここが繋がっているとは思わなかった


あれ、ちょっと待てよ?


「聞いたから来たってどういうこと?」


私の純粋な疑問にはぁぁとため息を溢す蓮斗くん



「だからっ…分かんないかな…
ひなたが心配だったから様子を見に来たの!」


…へ


「本当言わせないでよ、かっこ悪い」


わざわざ見に来てくれたってこと?


え、なんか

意外すぎて


「なんだよ…」


「いや…びっくりして」


「ふん、まあでも何もないならよかった」


少し膨れてそっぽを見る


そうだったんだ


なんかついさっきまで怖かった人なのに

変なの


「ふふ、ありがとう蓮斗くん」


思わず溢れた笑い


「っ…うん」



めっちゃ普通のいい人じゃないか