保健室のベッドに寝転んで白い天井を見上げる 私は、多岐くんが好き 多岐くんは…そうじゃない …多岐くんが私を好きになる可能性 もちろんそれはゼロじゃない だけどそれと同時に 多岐くんが私を好きにならない可能性も ゼロじゃないんだ …柄にもないって言われたじゃん だめだよ 後ろ向きになったら… そんなモヤのかかった気持ちを振り払うようにぎゅっと目を瞑った 広がる暗闇 …そのまま遠のいていく意識 私はあっという間に眠りに落ちた