ぽんぽんぽんと帯を叩かれる振動で、やっと安全だと気付いたあたし。 「おおお、落ちるかと思った……」 「ったく」 上から降ってきたあきれ声に首を上げると、 「慣れない下駄で走るからそうなるんだぞ?」 あたしを支えているせいで前かがみになっている郁己くんの顔が覆いかぶさってきた。 「っ///」 ち、近っ。 顔、近っ!