玄関を飛び出すと、 「よう」 「ひょえっ!」 同じタイミングで部屋から出てきたお隣さんと鉢合わせ。 「ひょえって。そんなにビビることねーじゃん」 「だって、びっくりして」 「へえ……」 「……な、何?」 「いいね、浴衣」 「え?」 「そうやってちゃんと髪を上げると、昨日とはまた違った感じで」 「そ、そう……ですか?」 「可愛いよ」 「あ//」 褒められたことは素直に嬉しいんだけど、ちょっと……見過ぎです、あなた。