----------☆ 「引っ越したばかりでそれ?」 「うん。最悪」 午前中の講義が終わって、お昼休み。 学食でランチをしながら、あたしは亜矢子に昨夜の出来事を報告した。 「前のアパートの隣の人も相当イカレテたんだよね?」 「うん。夜中に突然奇声を上げたりしてさ。たま~に太鼓の音とかもして」 「気持ちわるっ。呪いの儀式みたいじゃん、それ」 「とにかくどんどん激しくなっていくからさ、恐くて」