「時間厳守な」 もちろん、お隣さんはそんなことにはお構いなし。 開きっぱなしの非常口をさっさとくぐって消えてしまった。 「もーっ」 なんて言いながらも。 「~♪~♪~♪~」 準備を開始すると、いつのまにやら鼻歌がもれていて。 何だかんだ言って、ワクワクしている自分がいることに…… あたしはもう、とっくに気付いている。