「せっかくまた隣り同士になれたのにな」 「……」 「王子じゃなくてごめんな」 「……そんなこと、言わないで。あたし……どうすればいいのか、分かんなくなる」 今にも泣き出しそうな顔で。 ぎゅっとシーツを握りしめている小さなこぶしが微かに震えている。 ……だよな。 いきなりあの時の隣人が現れて。 思い続けてきた王子はいなくなっていて。 どーしたらいいのか、分かんねーよな。