「バカだなオレ。どうなるかなんて、想像出来ていたはずなのに」 「……でも、すぐに助けに来てくれた」 「……ベランダで待機してたから。つらかったろ? 怖かったよな? ごめんな」 「郁己くん……」 「いざ、キスされたとか聞くと、胃がつぶされそうなほど痛んだよ。 偽物だって分かってて、黙って見送ったんだ。最低なのは、オレだよな」