隣のキケンな王子様!



兄弟であり、ライバルでもあった兄貴。




双子の片割れを失うっていうのは、自分を失ったにも等しかった。




兄貴の形見みたいな物になったオルゴールを見るたびに、胸が痛んだ。




いつしかオレは、自分の存在価値が分からなくなって。




そして、自分だけが助かったことに負い目を感じるようになった。




行動のすべてに無理を課し、兄貴のぶんまでイイ子になろうとした。




勉強をし、手伝いをし、そうこうしてるうちに頭と手先だけは器用になって。




中身はといえば、


争いをさけ、平和主義を装った、調子のいいヤツになっていた。