真新しい部屋の中、 ベッドに腰掛けて、治り立ての足をさすっていると、 「これ、もらったんだー。お隣の女の子に」 「え? なんで?」 得意げにオルゴールのネジを回す顔を見て、驚いた。 「指輪をあげたんだ。その代わりに」 「指輪? え? あげたの? 買ったの?」 やっぱり、考えていることは同じだったんだろう。 もちろん、好きな子も。 「姉ちゃんのこっそりもらっちった」 「うそっ! あれ、すげー気にいってたじゃん、姉ちゃん」 「うん。でも昨日バレたんだけど、別に怒られなかった」