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重いまぶたを持ち上げると、見慣れた天井が目に入った。



「……ん?」



オレの部屋か? なんでここに?


しかもご丁寧にベッドに寝てるときた。


確か……ユキヤの部屋にたずねて来たあの子と話してたはずだよな。



首を傾けると、



「あ」



額にのっていたらしい濡れタオルが、かたわらに落ちた。


そのすぐそばに、栗色の頭がある。



重ねた両手の上に置かれている顔は、隣の女の子のものだ。