声をかけても、返事がない。 「っ……郁己くんっ!?」 駆け寄って触れたカラダは、すごく熱くて。 「……なんでもない。大丈夫だ」 薄っすらと目を開けた郁己くんは、 けれど、すぐにチカラを失くして、肩から地面に倒れてしまった。 「郁己くんっ……? 郁己くんっ」 ・ ・ ・ ・