隣のキケンな王子様!



「何が起こってるんですか? ここで」



訝しんで聞くと、



「清算してたんだよな、郁己」



ユキヤくんは、後ろの郁己くんを振り返って言った。



「……清算?」


「いっぱいいる女と別れるから手伝ってくれって」


「え?」


「自分の部屋だと騒動になり兼ねねぇとか言ってさ、オレの部屋を会場にしたわけ。

今、コイツと付き合ってるって言ってさ。

あ、コイツってオレね。女の子たち、ドン引き」



あははと笑うユキヤくん。


あたしは、未だ不明。



「あの……良くわかんないんですけど」


「好きな子ができたから、マジメになろうって思ったんだってさ」


「……え?」


「女の子たちにまともにそう言ったら、じゃあその女を呼び出せって言う話になるかもじゃん?

なんか同じような手を使って、ケガさせちまったこともあるらしいけど」


「あ……」



もしかして……それって……あたしのこと?