想定外の事実に、あたしの口はぽかんと開いた。 見合わせた亜矢子の口も開いている。 言われてみれば……すっきり通った鼻筋とか、形のいい唇とか、似てるかもしれない。 「お、お姉さん、だったんですか……」 「なんでまたあたしが郁己の彼女なんて思ったの?」 彼女さん……じゃなくて、郁己くんのお姉さんは面白そうに笑っている。 「あ、えっと、その、この前……郁己くんの服着てたし……」 「あ~、この前。それで勘違いしたってこと?」 「勘違い……だったってことですよね」