----------☆ 「大丈夫? 落ち着いた?」 「……うん」 亜矢子が差し出してくれた冷たいタオルを受け取って、あたしは小声でうなずいた。 泣きはらしたまぶたは、ぱんぱんで、重い。 「早いとこ冷やさないと、明日はもっとヒドイ顔になるから」 「……その言葉がヒドイから」 「あたし、今日は泊まっていくから。ダメって言ってもそうするからね」 わざと明るく言ってくれてる気持ちがうれしい。 亜矢子だって、赤い目をしてるのに。