「食欲あるね」


「うん。由梨の顔見たら少し安心して。由梨がそんな肌になっちゃった理由を聞けたら、あと2つはいけそうな気がする」



ふふっと笑って、食べかけのおにぎりを眺めたあたしは、



「あのね、亜矢子……」



2日前の出来事を、途切れ途切れの言葉で話した。



自分の早とちりで襲われたこと、


郁己くんに助けてもらったこと、


思い出しながら話していくうちに、また涙があふれてきて。



そんなあたしの背中をずっとさすってくれている亜矢子に励まされながら、何とか最後まで話した。