「少しだけだから……な?」 あたしの、決して大きいとは言えないカラダに、 「ちょっとだけガマンしてくれる?」 有無を言わさず絡み付いているのは、男の人の長い腕。 「ん、んんっ……」 「頼む……」 「……っ」 ちょっと乾いた唇が、あたしの耳元に押し当てられて。 「……すぐに済むから」 ささやくような甘めの声が、 耳の奥をくすぐってくる。