伸びてきた腕は、あたしを簡単に押し倒した。 欲望のためだけに使われているチカラは、容赦なんてしてこない。 「……痛っ……」 痕が残るほどの強い力で、二の腕を押さえこまれる。 「やっ……いやっ……離してっ」 「こうしたかったんだろ? ホントは」 「ちが、うっ」 「思い出の男と初めてのセックスが出来るんだから幸せだろ」 床にしっかりと貼り付けられたカラダから、血の気が引いて行くのが分かった。