隣のキケンな王子様!



あたしはすっかり夢見心地だった。


王子様と並んで歩けていることが信じられなくて。



指輪をなくしたことも、亜矢子とのケンカも、お隣さんのことも、全部が吹き飛んだ。



足がふわふわして、ときどき転びそうになるカラダを、王子様はしっかり支えてくれている。



緊張して思うように話せなかったけど、


まるで恋人同士のように寄り添って歩きながら、あたし達はアパートの前についた。