隣のキケンな王子様!




………ああ……なんだ。……そういうことか。




目の前のその人は、Tシャツにスエットというラフな格好で。


どう見てもそれは……男物だ。



「あの、ごめんなさい」


「え?」


「何でもないんです、おじゃましました」



非常口を使う必要がないヒトも、いるんだ。



「バカだなぁ、あたし」



何してるんだろ。



「そういう人だったじゃん……お隣さんは」



つぶやくと、少し笑えた。