……ううん。 奪われているのは……動きじゃなくて、チカラだ。 「……ん……」 左耳、のど元、鎖骨…… 体は、郁己くんの動きに合わせて、無意識に反応してしまう。 「……んっ……や……」 小さく息を漏らしたあたしの口を、郁己くんの手がそっとふさいだ。