隣のキケンな王子様!




両親が共働きだったあたしは、不安なお留守番をひとりですることも多かった。



いわゆるカギっ子。



なのに、お母さんから預かっていた家のカギをなくしてしまったことがある。



家に入れずに玄関先で困っていると、空に浮かんでいた雲がどんどん黒くなっていって。



そのうち、夕立みたいな激しい雨が降りだして、雷も鳴り始めた。



怖くて怖くて仕方なかった。



耳をふさいでうつむいて、玄関先で縮こまるしか出来なかった。