「……ふっ」 それを見て、笑うのは郁己くん。 「足だよ、足。皮剥けてるとこ、洗わないとだろ?」 「あ……足……。あ、ああ、足。足ね」 「なんか顔赤い?」 「う、うるさいっ」 膨れたあたしをさらに笑うイジワルなお隣さんは、 「そのあとで、ビールに付き合ってくれる?」 「え?」 「さすがにあの階段を運ぶのはしんどかったなぁ。のど乾いたなぁ」 「……うう……ズルイ」 昨日今日で、あたしがかなう相手では……ないらしい。