花絵の言葉に、納得した。

どうやら、誤解していたらしい。



「俺、1年だけど」



多分、同い歳。

どう見ても花絵が年上には見えないし、合ってるだろう。



「へっ……!!」



花絵が、オーバーなくらい驚いたリアクションをした。

そんなに驚くことか……?



「すごく頼もしくてかっこいいから、先輩だと思ってましたっ……」



……っ。


こいつ……これが天然なら、本気で危ないぞ。

頼もしいとか……今日会ったばっかだろ。

信頼されているのは悪い気がしないが、それ以上に心配になる。

悪いやつに、一発で騙されそう……俺が守らねーと。



「……さん付けもいらないし、ため口でいい」

「はい!じゃなくて、えっと、うんっ」