そんな会話をしていたら、職員室についた。

先生に資料をもらい、教室に戻った私たちは、資料の整理をしている。

寺山くんが資料に目を通していたら、いきなり、ええっ!と言ったので、ビックリして、

「どうしたの?」

と聞くと、

「委員会、月曜と木曜だとおもってたけど、月曜と金曜だったみたい。俺、金曜部活あるから、行けないな」

と、答えた。

なんだ、そういうことか。

「そうなんだ。大丈夫だよ、金曜は私だけで行くから」

一人でも、たぶんできるし。

「いや、小田原さん女の子だから。一人じゃ何かと大変なところあるでしょ。誰か、金曜には代役入ってもらおう。おっ、ここみ~!」

えっ、勝手に代役とか入れちゃって大丈夫なのかな?

一人でも、できると思うけど寺山くんも責任を感じて、代役いれてくれたりするのかな…?

「何? 悠気。」

寺山くんが呼んでここみが来てくれた。

「なぁ、俺、金曜、部活あって委員会出れないから、ここみ代役になってくれない?
金曜だけでいいから」

そう言いながら、お願いしますのポーズをとる寺山くん。

「もぉ、仕方ないなぁ。ま、委員会、喜菜と一緒だし?やってもいいけど」

「ありがとうございます。ここみ様ぁ。」

「よろしい」

なんか、金曜はここみと委員会に出れることになったみたい。

よかった…。

一人でもできるって思ってたけど、やっぱ他のクラスの人ばっかりに囲まれると、心細いかも知れないし。

ここみと一緒なら元気も出そう!