《喜菜》
…ふぅ、恥ずかしかった。

でも、今から、水族館だもんねっ。

楽しみっ。

「ここだな。」

「わぁ。建物おっきいね、拓。」

「あぁ、かなりでかいな。」

館内も期待できるかな?

「はいるか。入り口どこだ?」

「あそこじゃない?ほら、入り口はこちらって、書いてあるよ」

「どこ?あっ、あれか。見つけた。」

「ほら、行こっ!」

早く、水族館に入りたくて駆け出す。

「おいっ、喜菜!待てって。ったく。」

しょうがないなというように、拓も追いかけてくれる。