《拓》
昼休み

やべぇ…。

まさか、オッケーしてもらえるとは。

しかも、両思い…!

「おーい、拓~。何、にやけてんのー?」

藤岡か。

俺、今超絶幸せだからな。

「何があったんだよ~」

「聞きたいか?」

「聞きたい!というか、気になる!」

俺の惚気を聞いてくれ

「屋上、行こうぜ」

屋上に行って一通りのことを話すと、

「うわっ、遂にあの美少女喜菜ちゃんを独り占めかぁ。俺が、寺山のこと教えたこと、感謝しなさい」

「へいへい、感謝してます。ってか、美少女喜菜ちゃんって言うな。」

「だぁ~もう!めんどくせ。教室帰ろうぜ」

「ああ」

屋上から帰る途中喜菜を見かけた。

喜菜は俺の存在に気づいてなかったみたいだけど、喜菜を見れた俺は、もう気分は最高に、よかった。

やべぇな、気づいたら喜菜のことばっか考えてるわ。

重症だな、ほんと。