「おはようございます!今日は一緒の早番ですね」

私がニコリと笑うと幸野さんは頰を赤く染める。私は幸野さんから告白されて、アプローチを受けている最中なんだ。でも幸野さんは仕事とプライベートはわける人だからーーー……。

「ゆ、幸野さん?」

私は幸野さんに優しく抱き締められていた。幸いにも廊下などに人は歩いていない。でもこんなところ見られたら……。

「幸野さん、仕事中ですよ」

「だってすぐりちゃんはずっと早番だけど、俺は日勤とか夜勤だったし。一緒に帰れないのが寂しくて」

幸野さんの言葉に私はドキッとしてしまう。確かに彼の言う通り、最近は私たちの仕事は時間がズレてしまっていて会えない日も多かった。やっぱり幸野さんも寂しかったんだ。

「絶対惚れさせるって言ってるけど、すぐりちゃんにどんどん溺れている気がする……」

真っ赤な顔でそう言われ、私の心がグラリと揺れる。だって私の胸はずっとドキドキしっぱなしだから。