たとえどっちのお前であっても

翌日の昼休み。俺は先生の所へ行き、昨日一二三が言っていたことを話した。
「なるほど。そういうことだったんですね…」
「それで先生、俺は…どうすればいいんでしょう…?」
先生は少し考えたあとこう言った。
「それは私が決めることじゃない。独歩君自身が決めることだよ。ただ、そうだね…」
先生は俺の目を真っ直ぐに見て、
「独歩君。選択肢というのは必ずしも一つを選ばなければいけないというわけではないんだよ。どれも選ばない。全てを選ぶ。それも、立派な選択だからね。全ては独歩君の意思次第だよ」
と言った。