私達は、駅から家まで歩いた。 だけど、徒歩10分、15分だから 全然苦ではない。 「恵都兄。帰ったら新しいお母さんと女の子がいるんだよね?」 「あぁ、憂鬱だな。でも、挨拶したらすぐに 俺の部屋でも遥の部屋でも、行けばいいよ」 「うん、すぐ行く…」 家に着くと、さっきみたような感じの同じような外車が置いてあったけど、それ程気にする事もなく、 自分達の家だから、いつも通り、 ただいまと言って中に入った。