かぁっと顔が熱くなる。
手を繋いだのはそういう意味?待ってくれているようで、焦らしているのだろうか?
意識してドキドキ胸が鳴るたびに体温が上昇していく。まずい。熱くなったら、心の準備をする猶予が減ってしまう。
私の動揺っぷりを見て、くすくすと肩を揺らす。繋いだ手を引き寄せて、手の甲に軽い口づけを落とされた。
「ま、待ってくれるんじゃ」
「触らないとは言っていないぞ」
「そんな」
「悪いな。心底惚れている女性とベッドにいて、俺もそんなに待てないんだ」
瞳に宿るのは隠しきれない欲情。
余裕がないのは私だけだと思っていたけれど、そうじゃなかったんだ。お互い同じくらい緊張して、それ以上に気持ちが高まっている。
やっと想いが通じ合い、もう二人を阻むものはない。
長い指で、つぅっと首筋を撫でられて甘い痺れが走る。
肌に触れた指は熱かった。もう、“待て”はなし。
伸ばされた手に擦り寄ると、優しく押し倒される。シーツに縫い付けられるように手首を掴まれ、そのまま唇が重なった。


