永遠、というものがあれば

「ほら、も〜。早く早く」


大泣きの結果、案の定のメイク直しタイムのため、少々遅れ気味…。



「ごめ〜ん!」



小走りで打ち上げ会場に向かえば、お店の外でカズくんと数人の人が立っていた。



「カズマさん!ごめんなさい!遅くなりました!」



「ハハハ、大丈夫だよ、舞ちゃん。今始まるとこだから」



カズくんは後ろで息を切らしてる私に



「陽菜、なんかあった?目が赤いみたいだけど…」



「う、ううん。なんでもない。それより遅れちゃってごめんね?」



「大丈夫だって。親父もまだだから、俺らここで待ってんの」



あ。それじゃ皆さん会社の人なんだ。



軽く礼をしてから、カズくんに案内されて舞とお店に入った。