その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜




いつこの関係が終わってしまうかわからない。
それなら今、許される限り橘くんのとなりにいたいと思った。


「じゃあ買い物、行こう!
橘くんはなんのトッピングが好きですか」

「……はぁ、ぜったいにわかってないよね姫野さん」
「えっ……どうして、ため息」

「かわいいから許すけどさ。
いつかは自覚してもらうからね」

「……?」


結局橘くんがため息をついた理由がわからないまま、スーパーで買い物を済ませる。

食後のデザートと称してプリンやアイスも買ってしまった。


なんだか今からお泊まりでもする気分だ。
明日は休みのため、泊まりでもいいと言われたけれど。

さすがに夜も橘くんと一緒となれば、心臓がもたない気がしてそれは断った。


そして私たちは家に着くと、早速キッチンでハンバーグ作りをスタートさせる。