その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜




一度落ち着いた私は、パッと橘くんを見上げる。
数秒間の沈黙が流れたあと、また私は口を開いた。

「橘くんの、優しい眼差しが好きで……笑顔も好き、それから頭を撫でたりって触れられるのも、たまに強引でドキドキさせられて、私だけが見れる甘い橘くんも……せんぶ好き、です」


あれ、おかしい。
今まで“好き”という感情はあまりわからないはずだったのに。

橘くんを見ていると、好きという感情を抱かずにはいられない。


たまらなく好きだという気持ちになる。

それから、私だけがそんな彼を見ていたいという密かなわがままも抱いてしまう。


これが、好き……?

胸がドキドキしたり、苦しくなったり。
橘くんの甘い姿を私の特権にしたかったり。


「あ、あの橘くん、私……んっ」


ちゃんと言葉にしようと思ったけれど、その前に橘くんが私の唇を塞ぐようにしてキスをしてきた。