いつもは恥ずかしくてこんなことでこないけれど、今は不思議と行動に移せた。
そんな私を不審に思ったのか、彼に少し距離をあけられてしまう。
その目は少しおどろいたように開かれており、頬に手を添えられる。
そして橘くんの手が頬を撫でる前に、私が頬を擦り寄せた。
なんだか今、とてつもなく橘くんに甘やかされたい。
ギュッと抱きしめられながら頭を撫でられて、それから……甘いキスもしてほしいなって。
他の女の子には見せない姿を、私は見たかった。
けれど、他の女の子にも私と同じようなことをしていたらどうしよう……とふと不安を抱いてしまう。



