「はぁ!?じゃあ叶人くんが天音を騙して付き合ったってこと!?」
「あ、あの……」
「意味わかんない!まさか王子様の裏がこんなにも最低なクズ男だったなんて……とんでもない男!天音、今すぐこんな男とは別れるのよ」
「別れる……?」
「だってこの男を見なさいよ、今だって反省せずに天音を見てデレデレしてるの!本当にありえない」
芽衣ちゃんはきつく橘くんを睨むけれど、彼は笑顔を崩さずに私を見つめてきた。
「だってかわいすぎる姫野さんが悪いと思わない?
本当に愛おしいなぁ……」
「ちょっといい加減にしなさいよ。
天音を襲おうとしてたくせに」
「いや、さすがに叶人も限度くらいわかってんだろ。
本当に姫野さんを襲うつもりだったのか?」
見ていられなくなった様子の本原くんが、間に入って橘くんに話しかける。



