その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜




けれど橘くんは、体育の先生と一緒に保健室へと行ってしまった。

保健室に行く選択をとるほど、ひどいぶつかり方をしたのだろうか。


どうしても橘くんが心配で。
そのあとの試合には、一切集中することができなかった。


「天音、叶人くんに会いに行かなくていいの?」
「えっ……」

「心配してるのバレバレだからね?
きっと叶人くんも嬉しいと思うけどな」


それはありえない。
だって、私たちの間に恋という感情はない。

迷惑と思われるかもしれないため、保健室に行くのはためらわれる。


やっぱりやめておこうと思った私は、なにか言いたげな芽衣ちゃんと共に更衣室を後にしたけれど……。