その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜




さらに恥ずかしさが増して、胸がドキドキと高鳴った。
橘くんに聞こえてしまうんじゃないかと心配になるほどだ。


「ほら、これで気にならない」
「あ、あの……えっと」

「こういうの、一番うしろの座席だからできることだよね」


言葉に詰まってしまう私に対して、橘くんはいつも通りの様子。

私だけがこんなにもドキドキして、焦っているようだ。


どうするべきかと思っていると、もう大人しかのシーンが終わっていて。

それを口実に橘くんから離れる。


「あれ、離れちゃった」


少し橘くんは不服そうにして、私の頬を指で撫でてくる。

さらに彼の視線は私に向けられており、気まずくなってしまう。